玄関ドアと内窓、断熱するならどちらが先?費用・工期・補助金で比べる

「玄関ドアと窓、断熱するならどちらが先か」という質問には、多くの家では窓が先とお答えしています。理由は3つあります。窓のほうが面積が大きく熱の出入りが多いこと、内窓は1窓あたり37,600円〜と玄関ドア(244,700円〜)より小さく始められること、そして国の補助金が窓の工事を起点にしていることです。この記事では、玄関ドアと内窓の費用・工期・効果・補助金を並べて比べ、それでも玄関ドアが先になるケースを整理します。
玄関ドアと内窓の比較
| 比較点 | 玄関ドア交換(カバー工法) | 内窓設置 |
|---|---|---|
| 価格の目安(工事費込み) | 244,700円〜、中央値36万2,700円 | 1窓 37,600円〜 |
| 工期 | 最短1日 | 1窓あたり最短60分 |
| 効く範囲 | 玄関・廊下の冷え、隙間風、結露 | その部屋の冷え、結露、音 |
| 補助金(窓リノベ2026) | 窓と同一契約・同時申請が条件 | 単独で対象 |
内窓の価格・工期は姉妹サイト内窓リフォームネットの掲載値(2026年9月時点)、玄関ドアの価格は玄関ドアSHOPの取扱229商品の実測です(2026年8月時点)。
窓が先になる3つの理由
1. 熱の出入りは窓のほうが大きい
一般的な住宅では、玄関ドアは1枚ですが、窓は部屋ごとに複数あり、面積の合計はドアの何倍にもなります。居室の寒さや暖房の効きが動機であれば、その部屋の窓に手を入れるほうが体感の変化は大きくなります。玄関ドアの断熱は、玄関とつながる空間には効きますが、扉で仕切られた居室には効きにくい点は玄関ドアの断熱リフォーム|熱貫流率で見るグレードの違いと寒さへの効果で扱っています。
2. 小さく始められる
内窓は1窓単位で工事でき、寝室1か所からでも始められます。玄関ドアは1枚で24万円台からのまとまった金額になります。予算を分けて段階的に進めるなら、内窓のほうが刻みやすい工事です。
3. 補助金は窓が起点
先進的窓リノベ2026事業では、内窓設置は単独で補助の対象ですが、ドア交換は「他の窓の工事と同一の契約であり、同時に申請する場合のみ」対象です。戸建住宅の内窓の補助額は、性能区分とサイズにより1枚あたり22,000円〜140,000円です(出典:先進的窓リノベ2026事業「対象工事の詳細【内窓設置】」)。ドアの補助を受けるには、窓を先に、または同時に組む必要があります(【2026年度】玄関ドアの交換に補助金は使える?窓とセットが条件になる理由)。
それでも玄関ドアが先になるケース
- ドアに不具合がある:開閉が重い、鍵がかかりにくい、隙間風が入る、枠がさびている。これらは断熱以前の問題で、放置すると交換の選択肢が狭まります(玄関ドアの交換時期は?寿命のサインと放置したときのリスク)
- 玄関の冷えそのものが動機:玄関ホールに窓がなく、冷えの原因がドアだけの場合は、ドアの交換が直接効きます
- 防犯・見た目が動機:これらは窓では解決しません
- 窓は既に断熱済み:窓の対策が終わっていれば、残る開口部はドアです
両方やるなら「同一契約」で
玄関ドアと内窓の両方を検討している場合、契約を分けると玄関ドアが補助の対象から外れる可能性があります。先に内窓だけ契約し、後から玄関ドアを別契約にすると、ドア分は条件を満たしません。両方をまとめて1つの契約にし、同時に申請する形が制度の条件に沿います。組み方は玄関ドアと内窓をセットで。補助金の条件と断熱の考え方で扱っています。
お客様の声には、両方を手がけた例もあります。「別荘なので常住せず内窓工事とドア工事が同日に可能であったならば立会いが一回で済み」(2016年12月・山梨県)。同日施工の可否は現場によるため、日程は事前にご相談ください。
判断の手順
- 今の困りごとが「部屋の寒さ」なら窓、「玄関の寒さ・ドアの不具合・防犯・見た目」ならドアから
- 予算が限られるなら、内窓を寝室・リビングから1〜2窓
- 補助金を使うなら、窓を含む工事を1つの契約にまとめ、ドアを同時に申請する
- どちらも現場調査は無料。ドアは玄関ドアSHOP、内窓は内窓リフォームネットで、同じエクスショップが承っています
よくある質問
玄関ドアと内窓を同じ業者に頼めますか
玄関ドアSHOPと内窓リフォームネットは、いずれもエクスショップが運営しています。同一契約でまとめられるかは、お問い合わせの際にご確認ください。
内窓は自分で付けられますか
内窓リフォームネットで扱う内窓は工事込みの価格です。補助金の対象になるのは登録事業者による工事に限られるため、補助金を使う場合はDIYでは対象外です。
玄関に窓(ランマ・袖)がある場合は
ランマや袖はドアと一体の部材で、ドア交換で新しくなります。玄関ホールに別の窓がある場合は、その窓の断熱も効きます。
まとめ
- 断熱が目的なら多くの家では窓が先。面積が大きく、小さく始められ、補助金の起点になる
- 内窓は1窓37,600円〜・最短60分、玄関ドアは244,700円〜・最短1日
- ドアに不具合がある、玄関の冷えが動機、防犯・見た目が動機なら玄関ドアが先
- 両方やるなら同一契約・同時申請。契約を分けるとドア分が補助の対象から外れる
- どちらも現場調査は無料
どちらが先かは、困りごとと予算で決まります。玄関ドアSHOPでは無料の現場調査・採寸を承っていますので、内窓とあわせたご相談もお気軽にどうぞ。