玄関のにおい・湿気がこもる。カギを閉めたまま換気できる採風ドア

玄関に入った瞬間、靴のにおいや湿気が気になる。窓がないので換気のしようがない。そんな玄関にはカギを閉めたまま換気できる「採風タイプ」の玄関ドアという選択肢があります。網戸が付いているので虫の心配もありません。この記事では採風ドアの仕組み、向いている玄関、価格、注意点を整理します。
玄関のにおい・湿気は「空気が動かない」ことが原因
玄関にこもるにおいの多くは、靴や傘に含まれた水分と、そこで増える雑菌によるものです。問題は、多くの住宅で玄関に換気の手段がないことにあります。
- 玄関ホールに窓がない間取りが多い
- ドアを開ければ換気できるが、防犯上そのままにはできない
- 下駄箱の中は密閉に近く、湿気がたまりやすい
結果として、湿った空気が滞留し続ける状態になります。これはにおいだけでなく、結露やカビの原因にもなります(玄関ドアの結露はなぜ起きる?カビを防ぐ対策と断熱ドアの効果)。
採風タイプなら、施錠したまま換気できる
採風タイプ(通風タイプ)は、ドアの一部が開閉する構造になっている玄関ドアです。ドア本体のカギは閉めたまま、その部分だけを開けて風を通せます。
LIXILは採風タイプについて、次の3点を公表しています(出典:LIXIL リシェント玄関ドア3「採風」)。
- 網戸付きで虫を防ぐ:「採風部分には網戸がついているので、虫が侵入する心配もなし」。虫が気になる夏場も使えます
- 格子で外から手を入れられない:「採風部分には格子をあしらうことで、外から手を差し込めないようガード」
- 開閉タイプは断熱性能ごとに2種類:断熱仕様は縦すべりタイプ、アルミ仕様は上げ下げタイプ
なお、メーカーは「外出時や、在宅時でも長時間ドアから離れるときは、必ず障子を閉めてロックを施錠してください」と案内しています。在宅中の換気に使う機能とお考えください。
玄関ドアSHOPで取り扱っている採風タイプ
採風タイプはリシェント玄関ドア3の3デザイン(G82型・M83型・M84型)でお取り扱いしています(2026年8月時点)。
| 仕様 | 価格(工事費・税込) |
|---|---|
| 断熱仕様k4 採風タイプ | 377,300円 |
| 断熱仕様k2 採風タイプ | 408,500円 |
いずれも断熱仕様のため、換気と断熱を両立できます。グレードの違いは玄関ドアの断熱グレードの選び方。k2・k4・D2・D4の違いと差額をご覧ください。取扱商品はLIXILの玄関ドア一覧から探せます。
採風タイプが向いている玄関
| 状況 | 採風タイプの効き方 |
|---|---|
| 玄関ホールに窓がない | 換気の手段が生まれる。もっとも効果を感じやすい |
| 靴のにおいが気になる | 湿った空気を外へ出せる |
| 玄関で洗濯物を干すことがある | 湿気の滞留を抑えられる |
| ペットを飼っている | においがこもりにくくなる |
| 玄関から廊下へ風を通したい | 反対側の窓とあわせると空気の通り道ができる |
逆に、玄関ホールにすでに開閉できる窓がある場合は、採風タイプでなくても換気はできます。その場合はデザインや断熱グレードを優先したほうが満足度は高くなります。
選ぶ前に知っておきたいこと
- デザインの選択肢は限られる:採風タイプは全デザインに用意されているわけではありません。玄関ドアSHOPでの取り扱いも3デザインです
- 価格は上がる:同じグレードの標準的なドアと比べると、機能が加わるぶん高くなります
- 網戸の手入れが増える:ほこりがたまるため、定期的な清掃が必要です
- 防犯上の使い方を守る:外出時・長時間離れるときは閉めて施錠する、というメーカーの案内に従ってください
- 風の通り道が必要:玄関だけを開けても、反対側に空気の出口がなければ流れは生まれにくくなります
採風タイプ以外の選択肢
においや湿気の対策は、ドアの機能だけで決まるものではありません。あわせて次のような手当ても有効です。
- 濡れた傘・靴を玄関に置いたままにしない
- 下駄箱の扉を時々開けて空気を入れ替える
- 玄関マットをこまめに乾かす
- 玄関ホールに窓がある場合は、短時間でも開けて空気を入れ替える
また、採光デザインを選ぶと玄関が明るくなり、じめついた印象がやわらぐという効果もあります。デザインの選び方は玄関ドアの色とデザインの選び方。外壁との合わせ方と失敗しない考え方で扱っています。
よくある質問
網戸は別途購入が必要ですか
採風部分には網戸が付いています。別途取り付ける必要はありません。
採風部分を開けたまま外出できますか
メーカーは「外出時や、在宅時でも長時間ドアから離れるときは、必ず障子を閉めてロックを施錠してください」と案内しています。在宅中の換気に使う機能とお考えください。
採風タイプでも断熱性能はありますか
玄関ドアSHOPで取り扱っている採風タイプは、いずれも断熱仕様(k4 または k2)です。換気と断熱を両立できます。
今のドアに後付けできますか
採風はドア本体の構造に組み込まれた機能のため、後付けはできません。ご検討の際は交換時にお選びください。
まとめ
- 玄関のにおい・湿気は「換気の手段がない」ことが原因になりやすい
- 採風タイプならカギを閉めたまま換気できる。網戸付きで虫も防ぐ
- 玄関ドアSHOPの取り扱いはリシェントの3デザイン、377,300円〜(工事費・税込)
- いずれも断熱仕様のため換気と断熱を両立できる
- デザインの選択肢は限られ、価格は上がる。外出時は閉めて施錠するのが前提
採風タイプが取り付けられるかは、既存の枠の寸法によって決まります。玄関ドアSHOPでは無料の現場調査・採寸を承っていますので、お気軽にご相談ください。取扱商品は玄関ドアの商品一覧でご覧いただけます。