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玄関ドアの交換で段差は増える?バリアフリーの視点で見る下枠

玄関ドアの交換で段差は増える?バリアフリーの視点で見る下枠

玄関ドアの交換を検討するとき、見落とされやすいのが足元です。カバー工法は既存の枠に新しい枠をかぶせるため、リフォーム前より下枠の段差が大きくなります。高齢のご家族がいる場合は、この点を知ったうえで対策とセットで考える必要があります。この記事では段差の話を中心に、玄関まわりのバリアフリーの考え方を整理します。

カバー工法では下枠の段差が大きくなる

これはメーカーも明言しています。YKK APは次のように説明しています。

既存のドア枠に新しいドア枠を被せる「カバー工法」では、壁を壊さないため工期が短く約1日で玄関ドアを交換できます。また壁を壊さないので騒音や粉塵も少ないことがメリットです。しかし、ドア枠を重ねるためリフォーム前よりも下枠の段差が大きくなってしまうデメリットがあります。その場合、段差緩衝材などで段差をうめて対応しましょう。

(出典:YKK AP「多世代で使える玄関のバリアフリーリフォーム」

カバー工法の利点である「壁を壊さない」ことの裏返しです。既存の枠を残したまま新しい枠を重ねるので、床面から見た枠の高さが増えます。工法の全体像は玄関ドアのカバー工法とは?最短1日で終わる仕組みと向かないケースをご覧ください。

あわせて、人が通る開口部(幅・高さ)もわずかに小さくなります。日常の出入りで気になることは多くありませんが、車いすやベビーカーで通る動線になっている場合は、事前に寸法を確認しておくと安心です。

段差への対策

メーカーが挙げているのは「段差緩衝材などで段差をうめて対応」という方法です。スロープ状の部材で高低差をなだらかにする考え方で、玄関の内側・外側のどちらにも使えます。

そのほか、玄関まわり全体では次のような手当てが考えられます。

  • 手すりの設置:またぎ動作と上がり框の昇降を支える
  • 上がり框の段差解消:踏み台の設置など
  • 足元の照明:段差が見えないことによるつまずきを防ぐ
  • 滑りにくい床材:雨天時のたたきの滑り対策

これらは玄関ドアSHOPの工事範囲ではありませんが、ドアの交換と同時に検討しておくと動線全体で整えられます。どこまでが当店の工事範囲かは玄関リフォームでどこまでできる?にまとめています。

「段差が増える」ことのほうが重い場合もある

ここは先にお伝えしておきます。すでに足元が不安な状態で、段差の増加が生活に直結する場合、カバー工法での交換が最適とは限りません

状況考え方
寒さ・防犯・見た目が主な動機で、足元は問題ないカバー工法での交換が向いている
段差が数センチ増えても、緩衝材や手すりで対応できる対策とセットで検討する
今すでにまたぎにくく、段差解消が最優先ドア交換だけでは目的を達成できない可能性がある。玄関まわり全体のリフォームを含めた相談が要る

交換の目的が「段差解消」そのものである場合は、カバー工法以外の方法や玄関まわり全体の工事を検討したほうが目的に合います。

玄関ドアの交換でバリアフリーに効くこと

一方で、ドアの交換が足元以外の負担を減らすこともあります。

効くこと内容
開閉が軽くなる建て付けの狂いが解消され、力を入れずに開けられる
鍵の操作が楽になる電気錠なら鍵穴に差し込む動作が不要(スマートキーとは?
両手がふさがっていても開けられる自動施錠・ボタン操作
玄関が明るくなる採光デザインで足元が見えやすくなる(玄関が暗いのは玄関ドアで変わる?
寒さがやわらぐ玄関と居室の温度差が小さくなる(断熱タイプに替えると寒さは変わる?
親子タイプなら開口を広げられる子扉も開ければ通行幅を確保できる(玄関ドアの種類は4タイプ

とくに「開閉が重い」は高齢のご家族にとって日々の負担です。建て付けの狂いは交換で確実に解消されるので、ここを目的にするなら効果は分かりやすくなります。

現場調査で伝えておきたいこと

ご家族の状況によって、確認すべき点が変わります。次のことは最初にお伝えください。

  • 高齢のご家族・足元に不安のある方がいる
  • 車いす・歩行器・ベビーカーで通る動線である
  • 介護保険の住宅改修や自治体の補助制度を使う予定がある
  • 大型家具・家電を玄関から搬入する予定がある

玄関ドアSHOPでは無料の現場調査・採寸を承っています。段差がどの程度増えるかは既存の枠と床の状態によって変わるため、現場で確認したうえでご説明します。

よくある質問

段差は何センチくらい増えますか

既存の枠の形状と選ぶ商品によって変わるため、一律の数値はお示しできません。現場調査で実際の寸法を確認します。

段差緩衝材は工事に含まれますか

標準工事の範囲は現場の状況によって異なります。段差への対策をご希望の場合は、現場調査の段階でお申し付けください。

介護保険の住宅改修は使えますか

介護保険の住宅改修費は、段差解消や手すりの設置などが対象とされています。玄関ドアの交換そのものが対象になるかは、工事の内容と自治体の判断によります。ケアマネジャーや市区町村の窓口にご確認ください。

引き戸にすれば段差の問題は解決しますか

玄関ドアSHOPでお取り扱いしているのは片開き・親子・片袖・両袖の開きドアで、引き戸のお取り扱いはありません。

まとめ

  • カバー工法では枠を重ねるため、下枠の段差が大きくなる(メーカーも明言)
  • 対策は段差緩衝材で高低差をうめる方法。手すりや照明とあわせて考える
  • 開口部(幅・高さ)もわずかに小さくなる
  • 目的が「段差解消」そのものなら、ドア交換だけでは達成できない可能性がある
  • 一方で、開閉の軽さ・鍵の操作・明るさ・寒さには効く

段差がどの程度増えるかは現場を見ないと判断できません。ご家族の状況を最初にお伝えいただければ、それを踏まえてご提案します。玄関ドアSHOPでは無料の現場調査・採寸を承っていますので、お気軽にご相談ください。取扱商品は玄関ドアの商品一覧でご覧いただけます。

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