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カバー工法の額縁とは?外額縁・内額縁の役割と、施工後に枠まわりの見た目が変わる点

カバー工法の額縁とは?外額縁・内額縁の役割と、施工後に枠まわりの見た目が変わる点

カバー工法で玄関ドアを交換すると、新しい枠のまわりに「額縁(がくぶち)」という部材が付きます。室内側の内額縁は今の枠を覆い、屋外側の外額縁は外壁との境目に付きます。このため、施工後は枠まわりの見え方が今と変わります。メーカー3社の公式資料をもとに、額縁の役割と、見た目・室内の壁(クロス)との取り合いで確認したい点を整理します。

玄関ドアSHOPの商品は、メーカーごとに確認できます。

カバー工法の「額縁」とは

カバー工法は、今の枠を残したまま新しい枠を取り付ける工法です。LIXILは「今ある枠の上から、新しい枠を取付けるだけだから、壁や床を傷める心配もありません」と説明しています(出典:LIXIL リシェント玄関ドア3「1日で施工」)。

新しい枠を付けても既設の枠は残ります。これを覆って仕上げるのが額縁です。LIXILの取付け説明書(工事店さま用)は、内額縁を「既設上枠が隠れるように」取り付け、縦の額縁も「既設縦枠が隠れるように」取り付ける手順です(出典:LIXIL「リフォームドア リシェント 取付け説明書」)。

YKK APも、カバー工法の流れを「古いドアの取外し」「不要な部分の取外し」「新しい枠・ドアの取付け」「室内外の額縁の取付け」「仕上げ」の5段階で示しています(出典:YKK AP「玄関ドアの教科書 リフォーム」)。額縁は室内側と屋外側の両方に付く部材です。

部材(資料での名称)付く場所資料での扱い
内額縁(LIXIL)室内側の枠まわり既設の上枠・縦枠が隠れるように取り付ける
外額縁(LIXIL)
外部化粧カバー(三協アルミ)
屋外側の枠まわり外壁の納まりに合わせて切って取り付ける
下枠化粧カバー材(LIXIL・別途有償品)下枠まわり既設枠を隠す場合に使う
下枠巾木(LIXIL・別途有償品)屋外側の下枠とポーチ床の間ポーチ床と下枠の段差に合わせて切って取り付ける

名称はメーカーによって異なります。三協アルミは屋外側の部材を「外部化粧カバー」と呼び、「分割型と一体型の2種類をご用意しています。現場の納まりにあわせてお選びください」と説明しています(出典:三協アルミ ノバリス 玄関ドア「選択部材・オプション」)。

施工後、枠まわりの見た目はどう変わるか

室内側:今の枠は内額縁の下に隠れる

室内から見ると、今の枠の位置に内額縁が付きます。新しい枠は今の枠の内側に入るため、開口部(人が通る部分)はわずかに小さくなります。仕組みは玄関ドアのカバー工法とは?最短1日で終わる仕組みと向かないケースで扱っています。

見え方がどの程度変わるかは、今の枠の形と寸法で決まり、「枠が太くなった」と感じるかどうかも家ごとに違います。気になる場合は、どこまでが額縁で覆われるかを現場調査で確認してください。お客様の声には「現場に来てくれた職人さんに前のドア枠も綺麗に隠してもらい嬉しかったです」(2025年4月・三重県)という記述があります。

屋外側:外額縁が外壁との境目に付く

屋外側では、新しい枠と外壁の間に外額縁が付きます。LIXILの取付け説明書では、外額縁はドアを吊り込んだあとに取り付け、外壁の納まりに合わせて切断する手順です。

お客様の声には「外額縁の幅が大きくなったことにより高級感があります」(2015年8月・埼玉県)という記述があります。

色:額縁にも仕上げの色がある

LIXILの取付け説明書には、木目色の額縁を切るときは「カッターで木目シートを切り離してください」という注意があります。額縁にも木目色の仕上げがあるということです。一方、玄関ドアSHOPの商品ページには額縁の色や形の記載がありません。

お客様の声には「扉の枠が色違いなのであまり良くない」(2023年6月・福島県)という記述もあります。色は枠と額縁を含めて確認しておくと、想定とのずれを減らせます。色の選び方は玄関ドアの色の選び方。何色がいい?取扱48色の系統と決める順番をご覧ください。

室内の壁(クロス)との取り合い

室内側で気になりやすいのが、内額縁と壁紙(クロス)や既設の室内額縁との境目です。LIXILの取付け説明書では、内額縁を「既設の室内額縁の納まりに合わせて」必要に応じて切断します。既設の室内額縁を残す前提の手順です。

あわせて「内額縁を切詰めた際、切り口が目立つ場合や、既設の室内額縁などが反っている場合は、シーリングで隠してください」とも書かれています。境目は、シーリング(すき間を埋める充てん材)で仕上げる場合があるということです。

確認した取付け説明書の手順には、壁紙の張り替えにあたる工程はありません。枠のまわりのクロスに汚れや剥がれがある場合、額縁で隠れるか残って見えるかは現場で判断します。張り替えの要否を含め、現場調査でご確認ください。

「見切り」「巾木」と言われたら

説明や見積りで「見切り」「巾木」という言葉が出ることがあります。今回確認したメーカー資料では、枠まわりを覆う部材は「額縁」「外部化粧カバー」「下枠化粧カバー材」という名称でした。「見切り」がどの部材を指すかは、その場で確認すると行き違いを防げます。

LIXILの取付け説明書の「下枠巾木」は、屋外側でポーチの床と下枠の間に付ける別途有償品です。室内側の巾木か屋外側の下枠巾木かを確かめておくと安心です。下枠の段差については玄関ドアの交換で段差は増える?バリアフリーの視点で見る下枠で扱っています。

現場調査で確認しておきたいこと

  • 今の枠のどこまでが内額縁で覆われるか
  • 額縁の色と扉・枠の組み合わせ(見本で確認できるか)
  • 既設の室内額縁やクロスの傷み・反りと、施工後に見える部分
  • 外額縁と外壁の境目の仕上げ
  • 別途有償の部材を使う場合、その内容と費用

よくある質問

今の室内の額縁は取り外しますか

LIXILの取付け説明書は、既設の室内額縁を残す前提の手順です。ご自宅でどう納めるかは、現場調査でご確認ください。

額縁の色はドアと同じになりますか

額縁に木目色の仕上げがあることはLIXILの資料で確認できますが、ドアの色との組み合わせは確認した公式資料に一覧がありません。現場調査で見本をご確認ください。

外額縁の形は選べますか

三協アルミの外部化粧カバーは分割型と一体型の2種類で、LIXILの取付け説明書にも一体型と分割型の外額縁が載っています。どちらも現場の納まりに合わせて選ぶ部材です。

あわせて読みたい記事:玄関ドアのサイズ変更はできる?大きくできない理由と、タイプで変えられること、玄関ドアの内側の色は?室内側の扉・枠・内額縁の決まり方と確かめ方、玄関ドアの沓摺(下枠)交換。カバー工法での替わり方とメーカー3社の下枠部材

まとめ

  • カバー工法では、新しい枠のまわりに室内側の内額縁と屋外側の外額縁が付く
  • 内額縁は既設の枠を覆う部材。施工後は枠まわりの見え方が今と変わり、開口部はわずかに小さくなる
  • 額縁にも木目色などの仕上げがある。色は扉・枠・額縁を合わせて見本で確認する
  • 内額縁は既設の室内額縁に合わせて納め、境目はシーリングで仕上げる場合がある。クロスの張り替えは取付けの手順に含まれていない
  • 「見切り」「巾木」はどの部材を指すかをその場で確認する

枠まわりの見え方は、今の枠の形と室内の仕上げによって変わります。玄関ドアSHOPでは無料の現場調査・採寸を承っていますので、その際にご相談ください。カバー工法で避けられない点は玄関ドア交換のデメリット6つ。カバー工法で避けられないことで扱っています。

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