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台風・地震と玄関ドア。壊れる前にできることと、壊れたあとの動き方

台風・地震と玄関ドア。壊れる前にできることと、壊れたあとの動き方

玄関ドアは、家の中でもっとも大きな開口部のひとつです。台風では風圧と飛来物を受け、地震では建物のゆがみが直接あらわれます。そして玄関ドアは避難経路でもあります。この記事では、壊れる前にできることと、壊れたあとの動き方を整理します。

台風・強風のとき

お客様の声には、実際に壊れた例が寄せられています。

今回は、玄関ドアリフォームをお願いしたのですが、強風で、玄関ドアが壊れてしまって、防犯上もあり、リフォームしていただきました。

(2022年3月・愛知県)

壊れ方は2通り

原因起きること
風圧強風にあおられて扉が反り、丁番や枠が傷む。開けた瞬間に強く煽られて手を離すと、扉が枠に叩きつけられる
飛来物飛んできた物が当たってへこむ、ガラス部分が割れる

ガラス面が大きいドアは飛来物への不安が大きくなります。実際に、その理由でデザインを選び直した方もいます。

以前のドアは、採光は良かったのですがガラス部分の大きなドアで、台風の風や防犯的にも不安を感じておりましたので、ガラス部分が無いか、もしくはガラス部分の小さなドアを探しておりました。(中略)施工後は防犯ガラスにもなり安心できるようになりました。

(2015年7月・神奈川県)

ただし採光をあきらめる必要はありません。ガラス部分には安全合わせガラスを採用したものがあり、メーカーは「2枚のガラスの間に特殊中間膜を挟み込み、一般的なガラスと比べ耐貫通性に優れています」と公表しています(出典:LIXIL リシェント玄関ドア3「防犯」)。デザインの選び方は玄関が暗いのは玄関ドアで変わる?もあわせてご覧ください。

台風が来る前にできること

  • 玄関まわりの物を片づける:植木鉢・傘立て・自転車などは飛来物になります
  • ドアの開閉は風の弱いときに:強風時は開けた瞬間に煽られます
  • ドアガードで固定しない:中途半端に開いた状態は、もっとも煽られやすい状態です
  • すでに建て付けが悪いなら早めに手を打つ:ゆがんだ状態のドアは風圧に弱くなります

地震のとき

地震で問題になるのは「建物がゆがんでドアが開かなくなる」ことです。

2月の地震で玄関ドアが歪んでしまい、今回は交換工事をお願いしました。以前のドア以上に使いやすくて、玄関自体が明るくなりました!

(2021年4月・宮城県)

玄関ドアは避難経路です。開かなくなると閉じ込められる可能性があります。だからこそ、地震の前からドアの状態を良くしておくことに意味があります。

すでに次の状態にある場合、地震の揺れが加わればさらに開きにくくなります。

  • ドアが枠に当たる、閉まりきらない
  • 開けるのに力が要る
  • 鍵がかかりにくい

調整で直る範囲なら手入れで対応できます(玄関ドアのお手入れ方法)。枠そのものがゆがんでいる場合は、扉側の調整では戻りません玄関ドアの交換時期は?)。

交換すれば地震で開かなくなりませんか

ここは誤解のないようにお伝えしておきます。カバー工法は既存の枠に新しい枠をかぶせる工法で、建物そのものを補強するものではありません。大きな地震で建物がゆがめば、新しいドアでも影響を受けます。

交換で改善するのは「すでにあるゆがみ」の分です。ゼロからの余裕がある状態にしておく、という考え方になります。

壊れたあとの動き方

  1. 安全の確保:割れたガラスがあれば片づけを優先します
  2. 施錠できるかを確認:できない場合は防犯上の応急処置を先に
  3. 片づける前に写真を撮る:被害の状況を複数の角度から
  4. 保険会社・代理店に連絡:いつ・何が原因で・どこが壊れたかを事実のとおり伝える
  5. 見積りを取る:保険会社から求められる書類を確認したうえで
  6. 支払額が確定してから工事を発注する

ポイントは3(写真)と6(確定してから発注)です。片づけてしまうと状況を示せなくなり、先に工事をすると原因の確認が難しくなります。

火災保険の対象になることがある

火災保険は火事以外の損害も補償します。玄関ドアに関わるのは次の3つです。

補償住宅火災保険住宅総合保険
風災・ひょう災・雪災○(一部自己負担あり)○(一部自己負担あり)
自動車の飛込み等による飛来・落下・衝突
盗難

地震による損害は「地震保険」の領域です。日本損害保険協会は「地震保険は単独では契約できません。火災保険にセットして契約する必要があります」と説明しています(出典:日本損害保険協会「地震保険」)。ご自身の契約に地震保険が付いているかは、保険証券または保険会社にご確認ください。

補償の詳細と、経年劣化が対象にならない理由は玄関ドアの破損は火災保険で直せる?にまとめています。

災害のあとは訪問販売が増える

被害を受けた直後は、判断が急かされやすい状況です。「保険で無料になる」「今すぐ直さないと危険」といった勧誘には注意してください。

訪問販売には法律上のルールがあり、断る意思を示せば再勧誘は禁止されています。契約してしまっても、書面を受け取った日から8日以内であればクーリング・オフができます玄関ドアの訪問販売に注意)。

よくある質問

耐風圧性能の高いドアはありますか

玄関ドアSHOPの取扱商品は断熱性能でグレードが分かれており、耐風圧を基準にした区分でのご案内はしていません。強風地域でお使いになる場合は、現場調査の際にその旨をお伝えください。

玄関ドアが開かなくなったらどうすればよいですか

無理にこじ開けると枠を傷めます。ほかの出入口が使えるかを確認し、建築業者・工務店・販売店にご相談ください。閉じ込められている場合は消防にご連絡ください。

応急処置だけお願いできますか

玄関ドアSHOPで承っているのは玄関ドアの交換工事です。緊急の応急処置のみのご依頼は承っておりません。

被害を受けてからどのくらいで交換できますか

商品の在庫状況と工事日の調整によって変わります。災害の直後は依頼が集中する可能性がありますので、まずはご相談ください。

まとめ

  • 台風では風圧と飛来物の2通りで壊れる。玄関まわりの物を片づけ、強風時の開閉を避ける
  • 安全合わせガラスなら採光と耐貫通性を両立できる
  • 地震では建物のゆがみでドアが開かなくなる。玄関ドアは避難経路でもある
  • 交換は建物の補強ではない。改善するのは「すでにあるゆがみ」の分
  • 壊れたら片づける前に写真/支払額が確定してから発注
  • 地震による損害は地震保険の領域。地震保険は単独では契約できず、火災保険にセットして契約する
  • 災害後の勧誘には注意。クーリング・オフは書面受領から8日以内

すでに建て付けが悪いドアは、災害時にさらに開きにくくなります。玄関ドアSHOPでは無料の現場調査・採寸を承っていますので、お気軽にご相談ください。取扱商品は玄関ドアの商品一覧でご覧いただけます。

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