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玄関ドアの構造。扉の厚さ・断熱材・枠の違いを3社のカタログで比較

玄関ドアの構造。扉の厚さ・断熱材・枠の違いを3社のカタログで比較

今の断熱玄関ドアの扉は、金属の表面材の内側に断熱材を入れた構造です。3社の2026年版カタログの断面図では、扉の厚さはアルミ仕様が30〜36mm、断熱仕様が40〜42mm、高断熱仕様が60〜70mmです。グレードが上がると、厚さや断熱材と一緒に枠の構造も変わります。LIXIL・YKK AP・三協アルミのカタログから、仕様ごとの扉と枠の構造を整理します。

玄関ドアSHOPの商品は、メーカーごとに確認できます。

扉の中は「フラッシュ構造」

YKK APのカタログの熱貫流率の表では、扉(戸)の構造が仕様ごとに書き分けられています。D30 断熱ドアのD4仕様は「金属製フラッシュ構造」、D2仕様は「金属製断熱フラッシュ構造」、D50 高断熱ドアは「金属製高断熱フラッシュ構造」です。三協アルミのノバリスのカタログも、断熱ドアを「金属製断熱フラッシュ構造[ドア内部…断熱材]」などと示しています。

断熱仕様の表面材には、3社とも鋼板が使われています。LIXILは断熱仕様と高断熱仕様の本体を「鋼板+高耐候木目シート」、アルミ仕様を「アルミ形材+高耐候木目シート」と図示しています。YKK APも「断熱ドアの木調色は、鋼板と化粧シートによって」表現していると説明しています。

仕様ごとの扉の厚さと枠の構造

各社のカタログの断面図と仕様表によります。熱遮断構造(サーマルブレイク)は、枠の室外側と室内側の金属を樹脂などで分け、熱を伝えにくくする作りです。

LIXIL リシェント玄関ドア3

仕様扉の厚さ枠の構造(仕様表)
高断熱仕様60mmサーマルブレイク構造+上枠・縦枠に発泡断熱スペーサー
断熱仕様(k2仕様)40mmサーマルブレイク構造
断熱仕様(k4仕様)40mmアルミ形材(サーマルブレイクの記載なし)
アルミ仕様30mmアルミ形材

出典はカタログの「[断熱]夏は涼しく、冬は暖かく。」(p.45)と仕様表(p.182)です。高断熱仕様ハイグレードモデルも扉の厚さは60mmで、断熱材を「高性能断熱材」としています。XEモデルについてLIXILは「「リシェント玄関ドア3 高断熱仕様」と同様の扉厚60mmの構造をベース」と発表しています(リシェント XEモデルとは?取扱6点の価格・色・仕様と、通常モデルとの違い)。

YKK AP ドアリモ

仕様扉の厚さ枠の構造(熱貫流率の表)
D50 高断熱ドア70mm複合材料製(アルミ樹脂複合枠)
D30 断熱ドア D2仕様42mm金属製熱遮断構造
D30 断熱ドア D4仕様42mm金属製またはその他
アルミドア36mm—(「断熱性能なし」)

D50の「扉厚 70mm」はカタログの冒頭(p.3)に、4仕様の厚さは「断熱ドアはD50、D30(D2仕様・D4仕様)があります」の断面図(p.21)にあります。断面図では、D2仕様の枠に「枠断熱ライン」と「辺縁部熱遮断構造」が示されています。

三協アルミ ノバリス

仕様扉の厚さ枠の構造
高断熱仕様 Fクラス60mmドライ枠(金属製熱遮断構造)
高断熱仕様60mmドライ枠(金属製熱遮断構造)
K2仕様・K3仕様40mmドライ枠(金属製熱遮断構造)
K4仕様40mm複層枠(金属製)

出典はカタログの商品特長「断熱性」(p.150)です。K3仕様は「採風ドアのみ」の設定です。アルミ仕様の扉の厚さは、この断面図には載っていません。

断熱材の種類と、3社に共通すること

断熱材の種類まで書いているのはLIXILです。仕様表では、断熱仕様(k2・k3・k4)と高断熱仕様の扉の内部を「断熱パネル(EPS)」、ハイグレードモデルを「高性能断熱材」としています。三協アルミは高断熱仕様 Fクラスに「高性能断熱パネル」を使うと図示し、ほかの仕様は「断熱材」と記載しています。YKK APのカタログでは、断面図の「断熱材」という表記までを確認しました。

3社を並べると、次の2点が共通しています。

  • 高断熱仕様で扉が厚くなる:断熱仕様の40〜42mmに対し、60〜70mm
  • 標準の断熱仕様(k4・D4・K4)は枠に熱遮断構造の記載がない:一段上の仕様(k2・D2・K2)から、枠に熱遮断構造が入る

グレードの呼び方の対応と差額は玄関ドアの断熱グレードの選び方。k2・k4・D2・D4の違いと差額、熱貫流率の比べ方は玄関ドアの断熱はどのグレードがおすすめ?地域別の目安と熱貫流率・価格で扱っています。

扉の厚さ別の取扱数と価格

玄関ドアSHOPの取扱229商品を、カタログの扉の厚さで分けると次のとおりです(工事費・税込、2026年10月時点)。

扉の厚さ(該当する仕様)取扱数価格
30〜36mm(アルミ仕様)25点278,600円〜383,400円
40〜42mm(k4・k2・D4・D2・K4・K2)163点298,200円〜493,700円
60〜70mm(LIXIL 高断熱仕様・YKK AP D50)35点399,000円〜632,300円

このほかにXEモデルが6点(829,600円〜1,499,400円)あります。アルミ仕様25点のうち三協アルミの3点は、カタログで扉の厚さを確認できていません。三協アルミの高断熱仕様は、玄関ドアSHOPの取扱商品にはありません。

構造から起きること:断熱ドアの熱反り

三協アルミのカタログは「一般的に断熱ドアは室内外の熱を伝えにくい構造としてあるため、室内外の温度差によってはドア本体に反りが発生する場合があります」と注意しています。続けて「この反りは一時的な現象で、内外の温度差が小さくなるとともに解消するもので、ドアの不具合ではありません」としています。閉まりにくい場合はストライクとドアガードの調整を案内しています(玄関ドアの調整方法。症状別の調整箇所と、自分でできる範囲・業者に任せる範囲)。

よくある質問

扉が厚いほど断熱性能は高いのですか

カタログでは、扉が厚い仕様ほど枠やガラスも上位の構造です。性能を比べるときは、メーカーが公表する熱貫流率をご覧ください。同じ40mmでも、k2とk4では枠の構造が違います。

アルミ仕様には断熱材が入っていないのですか

LIXILはアルミ仕様を「断熱性能なし」、YKK APは「断熱性能なし「アルミドア」」と示しています。材質の違いは玄関ドアの材質。アルミ・スチール・樹脂・木でどう違うかで扱っています。

ガラスの入った部分も同じ構造ですか

ガラス部分は仕様ごとにガラスが変わります。たとえばLIXILは、高断熱仕様に樹脂スペーサーLow-E複層ガラス、k2仕様にLow-E複層ガラス、k4仕様に複層ガラスを図示しています。ガラスの種類は玄関ドアのガラスの種類と防犯。型ガラス・Low-E複層・防犯合わせとCP部品をご覧ください。

あわせて読みたい記事:玄関ドアの取扱説明書はどこ?LIXIL・YKK AP・三協アルミの探し方と品番の確かめ方

まとめ

  • 断熱玄関ドアの扉は、鋼板などの表面材の内側に断熱材を入れたフラッシュ構造
  • 扉の厚さはアルミ仕様30〜36mm、断熱仕様40〜42mm、高断熱仕様60〜70mm(3社の2026年版カタログ)
  • 断熱材の種類を明記しているのはLIXILで、断熱パネル(EPS)。上位モデルは高性能断熱材
  • k4・D4・K4の枠には熱遮断構造の記載がなく、k2・D2・K2から入る
  • 取扱229商品の多くは40〜42mmの断熱仕様で163点

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