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玄関ドアの幅の標準は?メーカー3社の基本サイズ922mmと、通れる幅との違い

玄関ドアの幅の標準は?メーカー3社の基本サイズ922mmと、通れる幅との違い

戸建ての玄関ドアの「標準の幅」を定めた公的な資料は、今回の確認では見つかりませんでした。ただ、メーカー3社が新築用の玄関ドアで示す片開きのサイズは幅922〜924mm・高さ2,330mm前後にそろっています。アパート用では幅776〜785mmの例があります。この記事では、メーカーの公表値と、玄関ドアSHOPの取扱229商品の製作範囲から、幅の目安と「通れる幅」との違いを整理します(商品数は2026年10月時点)。

玄関ドアSHOPの商品は、メーカーで絞り込んで確認できます。

メーカーが示す片開きの基本サイズ

新築用の玄関ドアの発表資料に書かれた、片開きのサイズは次のとおりです。

商品(メーカー)幅×高さ資料での書かれ方
ヴェナートD30(YKK AP)922mm×2,330mm「基本サイズ」
ファノーバ2(三協アルミ)922mm×2,330mm「サイズ(枠寸法)」
ジエスタ2(LIXIL)924mm×2,330mm参考価格の条件
ファノーバ(三協アルミ・2016年発売)881mm×2,330mm「枠寸法(mm)」

出典は、YKK AP ニュースリリース(2019年1月29日)、三協アルミ ニュースリリース(2024年4月24日)、LIXIL ニュースリリース(2024年5月7日)、三協アルミ ニュースリリース(2018年8月1日)です。

三協アルミはこの幅を枠の寸法として書いています。YKK APの図面集では、W922mmのヴェナートD30の片開きを「3尺 片開き」という名前で掲載しています(出典:YKK AP「VED30_01」)。どの数字も各社が例として示したサイズで、「平均の幅」を示す公的な統計は見つかりませんでした。

高さは2,330mmがそろう。それより高いドアもある

高さは3社とも2,330mmです。LIXILはジエスタ2のハイサイズモデルを「H2,730mm」とし、「規格外の高さ」と説明しています(出典:LIXIL「ハイサイズモデル」)。リフォームで選べる高さは玄関ドアの高さとハイドア。ランマ無の上限2,453mmと、2,500mmの選び方で扱っています。

アパート用は幅776〜785mmの例がある

LIXILは参考価格の条件として、新築用の「リジェーロα」を片開き(W785×H1912)、リフォーム用の「リシェントアパートドア」を片開き(W776×H1911)としています(出典:LIXIL ニュースリリース(2024年10月25日))。

玄関ドアSHOPの取扱商品は戸建て向けで、アパートドアはありません。種類と確認点はアパートの玄関ドア交換。大家が見るメーカー3社のアパート用ドアと確認点、賃貸の扱いは賃貸の玄関ドアは交換できる?借主・貸主それぞれの立場からをご覧ください。

「幅」には枠・扉・通れる幅の3つがある

YKK APのヴェナートD30の図面(D2・D4仕様)には、枠の幅(W)・扉の幅(DW)・通れる幅(有効開口)の関係が式で書かれています。

測る場所片開き(W922)親子(W1,235)
枠の幅(W)922mm1,235mm
扉の幅(DW)863mm親扉863mm・子扉300mm
通れる幅(有効開口)W−116=806mm親扉のみ806mm・両方で1,059mm

親子の数字は、図面の式「有効開口= W-DSW-129」「全有効開口=W-176」に図面の寸法を当てはめたものです。式は「開き角度90°の場合」です(出典:YKK AP「ヴェナート D30 外観姿図」)。

この例では、枠の幅922mmの片開きで、通れる幅は806mmです。ほかの商品で同じ差になるかは、この資料からはわかりません。車椅子で通るときの目安(750mm・800mm)は玄関ドアを車椅子で通るには?有効幅750・800mmの目安と、交換前に確かめることで扱っています。

取扱商品の片開きは、どの幅まで製作できるか

リフォーム用の玄関ドアは、範囲の中で寸法を合わせて製作します。YKK APはドアリモD50の片開きの「W寸法 製作範囲(mm)」を「720~982」とし、「既設ドアの納まり、新しいドアの枠の種類によって製作範囲は異なります。」と注記しています(出典:YKK AP「ドアリモ 玄関ドア」WEBカタログ 2026年5月)。

同じD50でも、玄関ドアSHOPの商品ページの幅は720mmからの商品が15点、893mmからの商品が3点と、商品によって違います。玄関ドアSHOPで片開きに対応する223点について、商品ページの幅の範囲に各寸法が入る点数を数えました。

幅範囲に入る商品内訳
600mm19点ドアリモのみ
700mm50点ドアリモのみ
785mm164点3シリーズ
881mm212点3シリーズ
922mm216点3シリーズ
980mm121点ドアリモのみ

片開きの幅の下限は、ドアリモが568mmから、リシェント玄関ドア3が714mmから、ノバリスが708mmからです。高さでは、ランマ(ドアの上の固定部分)の無いドアの範囲に2,330mmが入る商品が229点中224点あります。

この幅は新しく取り付けるドアの寸法の範囲で、今の枠の内側に付けるため、今の枠の幅がそのまま当てはまるわけではありません。選べる商品は現場調査の採寸でご確認ください。測り方はうちの玄関ドアは交換できる?対応サイズと測り方、片開きの選び方は片開きの玄関ドア。対応幅568〜982mm・223点と、タイプを変えるべきかの判断で扱っています。

幅60cm・70cmの玄関の場合

600mm・700mmを範囲に含むのはドアリモの一部に限られます。まず、測った60cm・70cmが枠・扉・通れる幅のどれかを確かめてください。上の図面の例では、通れる幅は枠の幅より116mm小さくなっています。標準と違う寸法については、お客様の声に「特注サイズよりもさらに幅が広くて特殊なドアで交換できるかどうか心配だったのですが」(2014年11月・広島県)というものもあります。

よくある質問

うちのドアは922mmより狭いのですが、珍しいサイズですか

922mmはメーカーが例として示したサイズです。三協アルミの以前のファノーバは881mmを例にしていました。取扱商品の片開きでは、785mmを製作範囲に含む商品が164点あります。

交換で幅を標準のサイズに広げられますか

カバー工法では今の枠より外に開口は広がらず、通れる幅はわずかに小さくなります。幅を広げたい場合の考え方は玄関ドアのサイズ変更はできる?大きくできない理由と、タイプで変えられることをご覧ください。

まとめ

  • 公的な「標準の幅」は確認できなかったが、メーカー3社の新築用の片開きは幅922〜924mm・高さ2,330mmが例に挙がる
  • アパート用はLIXILの例で幅776〜785mm・高さ1,911〜1,912mmと小さい
  • 幅には枠・扉・通れる幅の3つがあり、ヴェナートD30の例では枠922mmで通れる幅は806mm
  • 取扱商品の片開き223点のうち、922mmを製作範囲に含むのは216点。600mm・700mmはドアリモの一部に限られる
  • カバー工法では今の枠が基準になる。選べる商品は現場調査の採寸で確かめる

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