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築20年・30年・40年で玄関ドアに起きること

築20年・30年・40年で玄関ドアに起きること

「築30年だけど、玄関ドアはまだ大丈夫だろうか」。この判断は、症状を見て決めるのがいちばん確実です。ただし築年数ごとに起きやすいことには傾向があります。この記事では、実際に交換された方の築年数データをもとに、年数別に何を確認すべきかを整理します。

実際は何年で交換されているか

玄関ドアSHOPに寄せられた1,017件のお客様の声のうち、55件に築年数の記載がありました。

築年数件数割合
10〜19年12%
20〜29年2953%
30〜39年1935%
40年以上611%

記載のあった範囲は築18年〜57年、中央値は27年です。9割近くが築20年以上で交換されています。

ただしこれは「築何年で替えるべきか」ではありません。結果としてこの時期に不具合が出てきた、ということです。集計の詳細と限界は玄関ドアを交換した1,017人は何に困っていたかをご覧ください。

築10〜20年:まだ手入れの段階

この時期に交換された例は55件中1件でした。大きな不具合はまだ出にくい時期です。

やっておくと後が変わるのは次の3つです。

  • 汚れを放置しない:メーカーは「お手入れせずに放置すると、表面に付着した汚れは、しみ、腐食やさびの原因となり、他の不具合が発生します」としています
  • 結露・雨のあとは水分をふき取る:「すみやかに乾いた布で、十分に水分をふき取ります」
  • 下枠・レールを掃除する:「特に砂、ホコリ、ゴミなどがたまりやすい所です」

手入れの方法は玄関ドアのお手入れ方法にまとめています。

なお、この時期に交換された唯一の例は電子錠の故障が理由でした。

築18年で玄関ドアの電子錠システム(ドアは正常)が故障し、調査の結果、部品交換に高額を要するとのことであったため、玄関ドア全体をリフォームすることとしました。

(2023年6月・神奈川県)

ドア本体が正常でも、部品の供給や修理費で交換に至ることがあります。

築20〜30年:もっとも交換が多い時期

53%がこの時期です。中央値の27年もここに入ります。

実際の声で語られている症状は次のとおりです。

症状確認する記事
開閉が重い・きしむ玄関ドアが重い・開けにくい
鍵がかかりにくい・抜き差しが重い玄関ドアの鍵が回らない・重い
下部にさびが出てきた玄関ドアのさびは直せる?
色あせ・変色が目立つ玄関ドアの色あせ・日焼け
すきま風が入る断熱タイプに替えると寒さは変わる?

この時期の特徴は複数の症状が同時に出てくることです。実際の声でも「変色や傷、鍵穴の不具合」「白サビ、鍵の開閉に引っかかり」のように並んで語られます。

1つずつ直すより、まとめて解消できる交換が向く段階ということでもあります。

築30〜40年:枠の状態を確認する

35%がこの時期です。ここで重要になるのが枠の状態です。

カバー工法は既存の枠を残し、そこに新しい枠を固定する方法です。枠が大きく変形・腐食していると、下地として使えない場合があります(玄関ドアのカバー工法とは?)。

  • 枠まわりのタイル・モルタルが浮いている、割れている
  • 枠が腐食している、押すと沈む
  • 枠が目に見えてゆがんでいる(閉めた状態で隙間の幅が上下で違う)

これらは補修が先に必要になる場合があります。現場調査で確認します。

また、この年代は木製ドアが使われていることもあります。木は腐食とそりが出るため、枠まで及んでいないかの確認が要ります(木製の玄関ドアを交換したい)。

築40年以上:部品の供給を確認する

11%がこの時期で、記載のあった最長は築57年でした。

築57年経ちすき間風やがたつきがあったのでサッシに変えたかった。

(2022年5月・大阪府)

この年代では修理しようにも部品が手に入らないことがあります。ドアクローザーや錠が壊れた時点で、交換以外の選択肢がなくなるという形です。

一方で、カバー工法は既存のドアのメーカーも材質も問いません。古いドアでも、枠が下地として使える状態であれば交換できます。実際に築50年以上での交換例も複数あります。

築年数より確実な判断材料

年数はあくまで目安です。立地によって傷み方は大きく変わります。メーカーも次のように説明しています。

汚れがついたら早めにお手入れしてください。特に海岸地帯や交通量の多い道路沿いは、塩分や排気ガスの影響により、しみ、腐食やさびが進みやすいのでさらにこまめにお手入れしてください。

次のいずれかにあてはまるなら、築年数にかかわらず確認の段階です。

  • 鍵がかかりにくい・かからないことがある(防犯上の問題に直結します)
  • 調整してもドアが枠に当たる、閉まりきらない
  • 枠まわりが腐食している、塗装が広範囲にはがれている
  • 隙間から雨が入る

詳しい目安は玄関ドアの交換時期は?寿命のサインと放置したときのリスクをご覧ください。

よくある質問

玄関ドアの寿命は何年ですか

メーカーが耐用年数を公表しているものは確認できていません。お客様の声では築18〜57年での交換例があり、中央値は27年でした。立地と手入れの状態で大きく変わります。

築年数が浅いのに不具合が出ています

海沿い・幹線道路沿いでは劣化が早く進みます。また、電気錠などの部品は本体より先に寿命が来ることがあります。まず調整・手入れで戻る範囲かを確認してください。

築40年ですが交換できますか

カバー工法は既存のドアのメーカー・材質を問いません。ただし既存の枠が新しい枠を固定する下地として使えるかを現場で確認します。築50年以上での交換例も複数あります。

まだ使えるのに替えるのは早いですか

不具合が出ていないなら急ぐ必要はありません。ただし実際の交換動機は「経年劣化」と「開閉の不具合」が上位で、寒さや防犯といった性能面は少数派です。性能を目的に替えるなら、効果の見込みを確認してから判断してください(交換した1,017人は何に困っていたか)。

まとめ

  • 実際の交換は築18〜57年・中央値27年。9割近くが築20年以上
  • 築10〜20年は手入れの段階。汚れと水分を残さないことが後に効く
  • 築20〜30年がもっとも多い(53%)。複数の症状が同時に出てくる
  • 築30〜40年は枠の状態が判断を分ける。カバー工法の可否に直結する
  • 築40年以上は部品の供給が問題になる。ただし築50年以上での交換例もある
  • 年数より鍵・建て付け・枠の腐食・雨の入り込みのほうが確実な判断材料

枠が下地として使える状態かどうかは、現場を見れば判断できます。玄関ドアSHOPでは無料の現場調査・採寸を承っていますので、お気軽にご相談ください。取扱商品は玄関ドアの商品一覧でご覧いただけます。

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