小窓採光と上部採光の玄関ドア。控えめに光を入れる2つの選択肢

「玄関は明るくしたいが、外から中が見えるのは避けたい」という場合、選択肢になるのが小窓採光と上部採光です。玄関ドアSHOPの取扱229商品では小窓採光が51点、上部採光が42点あります(2026年8月時点)。どちらもガラス面が小さく、視線の高さを外した位置に光を取り込みます。この記事では2つの違い、向いている玄関、採光なしという選択肢との比較を整理します。
小窓採光と上部採光の違い
| 比較点 | 小窓採光 | 上部採光 |
|---|---|---|
| ガラスの位置 | 小さな窓が数か所 | ドアの上部のみ |
| 対応商品 | 51点 | 42点 |
| 価格の中央値 | 361,100円 | 374,100円 |
| 価格帯 | 290,500〜581,700円 | 291,100〜564,800円 |
| 見え方 | 面積が小さく見えにくい | 視線より上。ほぼ見えない |
| 光の届き方 | 窓の位置による | 上から下へ広がる |
YKK APは玄関ドアの採光の種類として「上部採光」「小窓採光」「1スリット、2スリット、4スリット」を挙げています(出典:YKK AP「玄関ドアの教科書 採光」)。該当商品は小窓採光の玄関ドア一覧と上部採光の玄関ドア一覧でご覧いただけます。
採光デザイン4種の位置づけ
| デザイン | 点数 | 向いているケース |
|---|---|---|
| スリット採光 | 104点 | 明るさと見えにくさの標準(詳細) |
| 小窓採光 | 51点 | 採光は少しでよい。意匠のアクセントにしたい |
| 上部採光 | 42点 | 視線をできるだけ避けたい。道路に近い玄関 |
| 全面採光 | 29点 | 明るさを最優先したい |
採光のあるデザインに属する商品は182点、いずれにも属さない(採光なしの)商品は46点です。小窓採光と上部採光は、採光なしと全面採光の中間にあたる選択肢です。
上部採光が向いている玄関
- 道路や隣家との距離が近い:視線の高さにガラスが無いため、通行人と目が合う心配がありません
- 玄関ホールに人が立つことが多い:宅配の受け取りなどで人影が見えることを避けたい場合
- 玄関の奥行きがある:上から入る光は奥まで届きやすくなります
⚠ ただし、上部採光は足元が明るくなりにくい点は知っておいてください。段差や靴の位置が見えにくいことが気になる場合は、スリット採光のほうが向きます(玄関が暗いのは玄関ドアで変わる?採光デザインと明るさの決まり方)。
小窓採光が向いている玄関
- デザインのアクセントがほしい:小窓の配置そのものが意匠になります
- 採光は控えめでよい:玄関ホールに別の窓があり、ドアの採光は補助的でよい場合
- ガラス面を小さくしたい:割られるリスクや断熱面での不安を減らしたい場合(玄関ドアのガラスの種類。型ガラス・複層・防犯合わせの違い)
「採光なし」を選ぶ前に
見え方の不安から採光なしを選ぶ方もいますが、選択肢は229点中46点まで減ります。また、玄関の暗さは交換の動機として実際に多く、お客様の声1,017件のうち「暗さ」を挙げたものが25件あります。
採光を無くしたことを後悔する声もあります。「以前はランマつきのドアだったので暗くなったのが残念」(2025年3月・北海道)。明るさを失うことは、あとから元に戻せません。見え方が不安なら、採光なしではなく上部採光や小窓採光で折り合いをつけるほうが後悔しにくくなります(採光ドアは外から中が見える?昼と夜の見え方と、不安を減らすデザインの選び方)。
ガラスの種類でも見え方は変わる
採光部に使われるのは、視線を遮る型ガラスや乳白色の防犯ガラスです。YKK APは型ガラスについて「昼間は、室内照明を点けなければ、外から室内が見えにくいつくりです」と説明しています。ガラス面の大きさだけでなく、ガラスの種類でも見え方は変わります。
ただし、玄関ドアSHOPの商品ページにはガラスの種類の記載がありません。確認したい場合は商品ページの「この商品のメーカーカタログを見る」からご確認いただくか、現場調査の際にお尋ねください。
袖やランマとの組み合わせ
ドア本体の採光を控えめにしても、袖付き(片袖・両袖)やランマ付を選ぶとガラス面は大きくなります。ドア本体だけで見え方を判断すると、思っていたより明るく(=見えやすく)なることがあります。
- 袖のガラス:片袖タイプの玄関ドアとは・両袖タイプの玄関ドア
- ランマのガラス:ランマ付き玄関ドアとは
- ドア本体だけで完結させたい場合は片開き+上部採光や小窓採光の組み合わせになります
よくある質問
小窓の数や位置は選べますか
商品(型番)ごとに決まっており、同じ型番で変えることはできません。配置の違う型番から選ぶ形になります。型番の読み方はリシェント玄関ドア3の型番の読み方とドアリモ玄関ドアの型番の読み方をご覧ください。
上部採光と小窓採光は両方入った商品もありますか
1つの商品が複数のデザイン区分にまたがることがあります。9区分の延べ点数は418で、実際の商品数は228点です。商品ページの画像でご確認ください。
採光が少ないほうが断熱性は高いですか
ガラス部分とパネル部分では構造が違いますが、小窓採光51点のうち28点、上部採光42点のうち25点が寒冷地断熱仕様です。採光の有無で上位グレードが選べなくなることはありません(玄関ドアの断熱グレードの選び方。k2・k4・D2・D4の違いと差額)。
まとめ
- 小窓採光51点・上部採光42点。どちらもガラス面が小さく、視線の高さを外した採光
- 上部採光は視線をもっとも避けられるが、足元は明るくなりにくい
- 小窓採光は意匠のアクセントになり、ガラス面を小さく抑えられる
- 採光なしを選ぶと選択肢は46点まで減る。明るさは後から取り戻せない
- 採光の有無で断熱グレードの選択肢は狭まらない
どの採光が合うかは、道路との距離と玄関の向きで変わります。玄関ドアSHOPでは無料の現場調査・採寸を承っていますので、お気軽にご相談ください。