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玄関ドアの各部の名称。上・横・下の位置で引ける早見表と、戸先とは

玄関ドアの各部の名称。戸先・吊元・沓摺・ドアクローザ・ストライクを図なしで覚える

戸先(とさき)は、ドアのハンドルや鍵が付いている側の端のことです。反対の、丁番でドアを吊っている側は吊元(つりもと)と呼びます。玄関ドアの各部の名称を、「上・横・下」の位置から探せるようにLIXIL・YKK APの取扱説明書とQ&Aの表記で整理しました。ドアの上に付いている腕のような部品はドアクローザー、床側の枠は下枠(沓摺)です。

交換を検討する場合は、玄関ドアSHOPの商品を価格帯(工事費・税込)で絞り込んで確認できます。

戸先とは?吊元との違い

ドアの左右の端には、それぞれ名前があります。開け閉めするときに手で持つ側が戸先、回転の軸になる側が吊元です。LIXILの取扱い説明書でも、ドアガード受けが付く枠を「方立(戸先側縦枠)」、ドアクローザの図の丁番側を「吊元側」と表記しています。

名称どちらの端か付いている主な部品
戸先(とさき)ハンドル・鍵が付いている側把手(ハンドル)・ラッチ・デッドボルト・シリンダー錠。枠側にストライク
吊元(つりもと)ドアを吊っている側丁番(またはピボットヒンジ)

吊元側のすき間について、LIXILは「ドアの開閉時には、丁番側のすき間に絶対に手を置かないでください。」と注意しています(出典:LIXIL 取扱い説明書 MAP-999C「17. 玄関ドア・汎用ドア」)。

位置で探す早見表(上・横・下)

位置名称ひとことで
上ドアクローザードアの上の腕のような部品
上上枠ドアの上側の枠
上ランマ(欄間)上枠のさらに上の固定部分
横(扉)戸先・吊元鍵側の端と、丁番側の端
横(扉)ラッチ・デッドボルト戸先の側面から出る金属の棒
横(枠)縦枠・ストライク・戸当たり左右の枠と受け金具・気密材
横(扉の外)袖ドアの横に付く固定のガラス面
下下枠(沓摺)床側の枠。またぐ部分
上と下フランス落し・ピボットヒンジ子扉の固定金具/上下の軸金具

ドア本体(扉)は開閉する板の部分で、親子ドアでは大きいほうが親扉、小さいほうが子扉です。ドアを囲む四方の部材をまとめて枠と呼びます。

ドアの上の部分の名前

上についている腕のような部品は「ドアクローザー」

室内側から見てドアの上部に付いている、箱と腕の部品です。YKK APは「ドアクローザーは、ドアの閉まる速度を制御している部品です」と説明しています(出典:YKK AP「使い方・お手入れガイド(玄関ドア)」)。同じガイドでは、ドアクローザーの取り付けネジを「ブラケット取り付けネジ」と「本体取り付けネジ」に分けて示しています。

上部に箱のないドアもあります。LIXILは、箱が付いていない場合について「ドアの下部に内蔵されているクローザーを調整してください。」と案内しています(出典:LIXIL Q&A「玄関ドアのドアクローザが閉まるスピードを調整する方法」)。「バタン」と閉まるときの調整は玄関ドアがバタンと閉まる原因と調整方法。ドアクローザーの速度調整弁の回し方で扱っています。

上枠・ランマ

ドアのすぐ上の横向きの枠が上枠です。その上にさらに固定の部分があれば、それがランマ(欄間)です(ランマ付き玄関ドアとは?高さの目安と、無くすと暗くなる理由)。

親子ドアでは、YKK APが「上枠や下枠に設けたフランス落し受けの穴にピンが入ることで扉が固定されます。」と説明しているとおり、上枠にも子扉を固定する穴があります(出典:同ガイド)。

ドアの横(側面)の部分の名前

場所名称どこか・何をするか
扉の戸先側の側面ラッチハンドルを回すと引っ込む斜めの金属の棒。閉めた状態を保つ
扉の戸先側の側面デッドボルト鍵を回すと出る四角い金属の棒
扉の吊元側丁番(蝶番)ドアを枠に吊る金具。1台に2つか3つ
子扉の側面フランス落しレバーで上下からピンを出し、子扉を固定する
左右の枠縦枠ドアの左右の枠
戸先側の縦枠ストライクラッチとデッドボルトを受ける金具
枠の内側戸当たり閉めたときにドアが当たる部分。気密材(ゴム)が付く

丁番の数はLIXILの説明によります(玄関ドアの蝶番(丁番)調整。上下・左右の直し方と、調整できないケース)。フランス落しは、YKK APが「扉の側面に付いたレバーを操作すると、扉の上下からピンが出る仕組みになっています。」と説明しています(出典:YKK AP「使い方・お手入れガイド(玄関ドア)」)。

ドアの横の固定のガラス面は袖です(玄関ドアの種類。片開き・親子・片袖・両袖の4タイプと、袖とは何か・選び方)。ラッチとストライクの不具合は玄関ドアのラッチが引っかかる・かからない。原因とストライク調整、潤滑剤の注意をご覧ください。

ドアの下の部分の名前

床側の枠が下枠で、沓摺(くつずり)とも呼ばれます。玄関に出入りするときにまたぐ部分で、段差になります。三協アルミのノバリスのように、下枠の上に付くゴム製の部品を「沓ずり」と呼ぶメーカーもあります(玄関ドアの沓摺(下枠)交換。カバー工法での替わり方とメーカー3社の下枠部材)。

下枠には、子扉を固定するフランス落し受けの穴があります。ピボットヒンジのドアでは下にも軸の金具が付き、ドアクローザーを下部に内蔵した商品もあります。

金物(LIXIL公式の各部名称)

LIXILのQ&A「玄関ドアの各部名称」に掲載されている部位と、その説明です。

名称LIXILの説明
丁番(ちょうばん)「ドア本体や子扉を枠に吊り込む金具です。」
ドアクローザ「ドアをゆっくり閉じる機能があります。」
把手(ハンドル)「いろいろなタイプがあります。」
ストライク(ラッチ受部・デッドボルト受部)「ドアを閉める際や施錠する際に出る、金属の棒を受ける金具です。」
シリンダー錠・下シリンダー錠(ツーロック)「ひとつのキーで、外からシリンダー錠と下シリンダー錠の両方を開け閉めできます。」
セキュリティサムターン「ガラスを割られて外から手を入れられても、ツマミが無いため鍵を開けられないシステムです。」
ドアガード・ガードロック・ドアチェーン「訪問者確認用です。錠ではありません。」
フランス落し「子扉を固定する金具です。」

出典:LIXIL Q&A「玄関ドアの各部名称」(2026年10月確認)。丁番の項には「※玄関ドアのシリーズによって、ピボットヒンジと丁番タイプがあります。」とあります。

錠まわりの用語

名称意味
シリンダー鍵を差し込む部分。ピッキング対策の性能はここで決まる
サムターン室内側の、指でつまんで回す施錠のつまみ
ツーロック(ワンキーツーロック)上下2か所の錠。ひとつの鍵で両方を操作できる
電気錠(電子錠)タッチキー・リモコン・カードで施解錠する錠。電池または電源が要る

鍵の不具合の切り分けは玄関ドアの鍵が回らない・重い。原因の切り分けとやってはいけないこと、電気錠は玄関ドアのスマートキー(電子錠・電気錠)とは?3メーカーの違いと選び方と電気錠の電池・停電・締め出し。使う前に知っておくことで扱っています。

症状から部位を探す

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ハンドルがぐらつく・熱い把手(ハンドル)玄関ドアのハンドル
子扉が固定できないフランス落し親子ドアとは
またぐ段差が高い下枠(沓摺)段差は増える?

カバー工法で新しくなる部位

カバー工法では、ドア本体・枠(既存の枠の上にかぶせる)・丁番・ドアクローザ・錠・ハンドル・戸当たりの気密材が新しいものに替わります。既存のまま残るのは、古い枠の芯(新しい枠の下地)と、その外側の壁です。仕組みは玄関ドアのカバー工法とは?最短1日で終わる仕組みと向かないケースをご覧ください。

上の表の部位は、交換するとまとめて新しくなります。部品単位の修理で対応できるかどうかは、既存ドアのメーカーに部品の供給があるかによります。

よくある質問

「ドアクローザ」と「ドアクローザー」はどちらが正しいですか

どちらも使われます。LIXILの各部名称では「ドアクローザ」、YKK APのガイドでは「ドアクローザー」と表記されています。同じ部品です。

ドアガードは鍵の代わりになりますか

なりません。LIXILの説明にあるとおり「訪問者確認用です。錠ではありません。」施錠はシリンダー錠・サムターンで行います。

現場調査で聞かれる部位はどこですか

枠の寸法と状態(さび・腐食)、下枠の高さ、ドアタイプ、既存の錠の位置などです。事前に写真を送る場合は、ドア全体・枠の四隅・下枠・ハンドルまわりを撮っておくと話が早く進みます(玄関ドアリフォームの見積りの取り方。確認したい6項目と業者選び)。

あわせて読みたい記事:玄関ドアの沓摺(下枠)交換。カバー工法での替わり方とメーカー3社の下枠部材、玄関ドアの構造。扉の厚さ・断熱材・枠の違いを3社のカタログで比較

まとめ

  • 戸先はハンドル・鍵側の端、吊元は丁番側の端
  • ドアの上:ドアクローザー・上枠・ランマ。上に箱がなく、ドアの下部にクローザーを内蔵した商品もある
  • ドアの横:扉側にラッチ・デッドボルト・丁番、枠側に縦枠・ストライク・戸当たり
  • ドアの下:下枠(沓摺)とフランス落し受け
  • ドアガードは錠ではない
  • カバー工法では、古い枠の芯以外の部位が新しくなる

部位名が分からなくても、現場調査でご説明します。玄関ドアSHOPでは無料の現場調査・採寸を承っていますので、お気軽にご相談ください。

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